
世界遺産にも登録されている京都の「東寺」。そのシンボルである五重塔は、高さ約55メートルを誇り、木造建築としては日本一の高さで知られています。京都のランドマークとしても親しまれ、新幹線からもその美しい姿を望むことができます。弘法大師空海が東寺を真言密教の根本道場としたことから、境内には密教美術の宝庫ともいえる仏像や仏画が多数安置されています。特に講堂の立体曼荼羅は必見で、生きた仏の世界を目の当たりにするような迫力があります。毎月21日には「弘法市(骨董市)」が開催され、多くの人で賑わいます。歴史と文化、信仰が息づく東寺で、古都の魅力を存分に感じてみてはいかがでしょうか。
スポットの概要
| 正式名称 | 教王護国寺(きょうおうごこくじ) |
|---|---|
| 所在地 | 〒601-8473 京都府京都市南区九条町1 |
| 拝観時間 | 金堂・講堂・五重塔初層内部:8:00~17:00(受付終了16:30)※季節により変動あり |
| 拝観料 | 金堂・講堂・五重塔初層内部共通券:大人500円 / 高校生400円 / 小・中学生300円 ※特別公開時は料金が異なります。 |
| 公式サイト | https://toji.or.jp/ |
アクセス情報
公共交通機関をご利用の場合:
- JR京都駅(八条口)から:徒歩約15分。
- 近鉄京都線「東寺駅」下車、徒歩約10分。
- 京都市バス「東寺東門前」または「東寺南門前」バス停下車すぐ。
お車をご利用の場合:
東寺には専用駐車場があります(有料)。ただし、毎月21日の弘法市や特別公開期間中は大変混雑しますので、公共交通機関のご利用をお勧めします。
口コミ
やはり五重塔の迫力はすごいです!写真で見るよりもずっと大きく、細部にわたる装飾の美しさに見惚れてしまいました。ライトアップされた夜の五重塔も幻想的で、昼とはまた違った雰囲気を楽しめました。(30代・女性)
弘法市の日に行きました。境内にはたくさんの露店が並び、骨董品やお土産、食べ物などを見て回るのが楽しかったです。お大師様とのご縁を感じられる活気あるお祭りで、貴重な体験ができました。(40代・男性)
講堂の立体曼荼羅は圧巻の一言。平安時代の密教空間がそのまま残っているようで、その神秘的な雰囲気に心を奪われました。一つ一つの仏像の表情がとても豊かで、見応えがありました。(20代・女性)
関連書籍
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古寺巡礼京都〈3〉東寺 (小学館文庫)
東寺の歴史から建築、仏像、文化財まで、その全貌を網羅的に解説する一冊。弘法大師空海が伝えた真言密教の教えと、東寺が果たした役割を深く理解できます。
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隔週刊 古寺行こう(2) 東寺
世界遺産としての東寺の価値と魅力を、分かりやすい言葉と豊富な図版で紹介する書籍です。五重塔や立体曼荼羅など、主要な見どころについて詳しく解説されています。
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空海と密教美術 (別冊太陽 日本のこころ)
東寺と深く関わる弘法大師空海の生涯と、彼が日本にもたらした密教美術について深掘りする一冊です。東寺の仏像や曼荼羅が持つ意味を読み解くのに役立ちます。